卓越し老獪な李承晩



「建国の父」または「分断責任者」という両極端の評価を受ける李承晩(イ・スンマン)ほど論争になる人物も珍しい。筆跡で分析した李承晩はどんな人物だろうか。まず歴代大統領の中で断然、優れた筆跡の持ち主だ。彼の字は勢いがあり、外形的に整い筆画が巧妙というよりも、高尚な気品がある。ハングルや英語の筆跡も流麗で、円熟の境地に達した。幼いころから始めた字の練習を生涯続けたからでもあるが、高い境地に達したことで可能だった。筆跡を見れば、その人の能力を推し量ることができるが、李承晩は、北朝鮮の金日成(キム・イルソン)、米国のトルーマン、ソ連のスターリンと比べても劣らず、むしろ優れたレベルだった。

しかし、李承晩が老獪で日和見主義的な政治家だったということは字にもあらわれる。彼は字を上下に非常に長く書くが、自信が強くて勇気があり、豪放な性格であることを示す。しかし、その特徴には、独創的、即興的、感情的、気まぐれ、日和見主義者という面もある。柔軟性があるということは、融通と社会性がある人物であることを示す。自分に厳しくなく、他人に批判的でなく、ユーモア感覚があるということでもある。特に、最初の字が大きいと舞台気質があると知られているが、彼は大衆の前に立つことを好み、功名心があった。このような特徴は、ジョージ・ワシントン、ジョン・F・ケネディ、ロナルド・レーガンなど多くの政治指導者でも見られる。リンカーンやガンジーは違うが、このようなケースは例外にすぎない。

字が大きく上下に長いことを除けば、典型的な抗日活動家の字体だ。正しく規則的であることは、内面が確かで原則を重視し、保守的な指向を示す。縦画の最後を上げることから、頑固で意志が固いことが分かる。李承晩の字は無駄がなくすっきりしているが、これを見ると、彼が単純明瞭だったことが分かる。李承晩に対する評価は各自の判断に任せるほかないが、彼の勇気、固い意志、判断力、老獪さなかったなら、民族の運命がかかった複雑な当時の政治状況を解いていくことは難しかっただろう。一方、彼の日和見主義的で狡猾な面が民主主義の発展に障害になったことを否定することはできない。

弁護士・筆跡研究家

【東亜日報日本語版】http://japanese.donga.com/Home/3/all/27/1386370/1


どんな頭をしているの?この人。
弁護士で筆跡研究家らしいけれど、こんな思い込みを
正論のようにメディアで発表する神経がスゴイ。
李承晩なんて自分が助かるために自国民の逃げる橋を落とした
人物。そんな者の評価がコレとは・・・言葉がありません。

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