「全盛期が忘れられない」 日本で1980年代レトロブーム



 東京・新宿の大型家電販売店5階にある「オーディオ用品」コーナー。ブルートゥース・スピーカー、人工知能(AI)スピーカー、最新イヤホン・ヘッドホンの激戦地である売場の片隅に、このほど「ラジカセ」の新製品がお目見えした。ソニー・東芝など日本を代表する家電メーカーが今年初めに相次いで発売した製品で、1980年代によく利用されていたカセットテープを再生できる機器だ。各製品には「カセットテープ・CD再生可能、カラオケ練習機能まで」「あの時代のあの歌を最高の音質で」などの宣伝コピーがついている。

 流行の最先端を行く東京の若者たちでにぎわう新宿に「最新型(?)ラジカセ」というピンと来ない機器が登場したのは、カセットテープがこの2-3年、日本で静かな人気を呼んでいるからだ。

 朝日新聞は「ラジカセ、時代巻き戻して新たな人気」という記事で、「昔懐かしのラジカセが静かなブーム」とこのほど報道した。カセットテープで思い出の歌を聞きたいというシニア世代や、1980年代のレトロな物を新鮮に感じる若者たちが主な顧客層だ。ボタンを押すたびに出る「ガチャッ」という音やテープが回る音などがデジタル機器に慣れている若者たちのハートをとらえたのだ。この流れに乗って松田聖子など1980年代の人気アイドルから最近の若いアーティストまでカセットテープで新曲を発売するケースも相次いでいる。

 日本の1980年代レトロブームはここ2-3年続いている。「レトロブーム」「アナログブーム」「昭和ブーム」など名称もさまざまだ。1980年代のヒット曲『ダンシング・ヒーロー(Eat you up)』に合わせてバブリー・ダンスを踊った大阪府立登美丘高校ダンス部の生徒たちは昨年、大人気になった。ライオンのようなソバージュヘアに肩パッド入りのラメ入りジャケットを着て踊る生徒たちの動画は、動画共有サイト「ユーチューブ」で5000万回を超える再生回数を記録、NHKの年末恒例の音楽番組『紅白歌合戦』にも出演した。

 1980年代を思い起こさせるアイテムや場所に対する需要も高い。任天堂は1983年に発売した家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」小型復刻版を先月28日から販売し始めた。任天堂が2016年11月に復刻版を初めて出した時、品薄状態になって買えなかったファンから再発売の要望が相次いだためだという。ゲーム会社セガも今年中に1988年発売の家庭用ゲーム機「メガドライブ」を復刻・発売することにした。売上高の減少を理由に家庭用ゲーム機事業から撤退してから17年目のことだ。

 10-20代の間では、1986年に初登場した富士フイルムのレンズ付きカメラ(通称:使い捨てカメラ)「写ルンです」が人気だ。カメラ購入と写真現像に2万ウォン(約2000円)近くかかるが、使い捨てカメラ特有のアナログっぽい仕上がりを楽しもうと購入する人が多い。デジタルカメラや携帯電話のカメラに押されて絶滅寸前まで追い込まれたが、発売から30年を経て第2の全盛期を迎えたというわけだ。

 日本のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を見ると、1980年代風の喫茶店に行くという人も多い。1980年代をテーマにした各種展示会や音楽イベントも盛んだ。8月には東京・日本橋三越本店では「熱く、元気なあの時代1980年代展」という催しが開催される予定だ。

 1980年代を振り返るレトロブームは日本だけの現象ではない。それでも日本人にとって、1980年代はほかの時代と比べると特別だ。なぜなら、日本が世界1位を狙っていたバブル経済の絶頂期に当たるからだ。

 米紙ニューヨーク・タイムズも日本の1980年代レトロブームを分析、「日本の景気は最近回復しているが、多くの人々が『日本という国は1980年代の良き時代から遠ざかった。最高の時代は既に終わった』と思っている」と指摘した。このため、日本人たちは自国が世界のトップに近かった、希望に満ちていた1980年代を今も懐かしんでいるということだ。

東京=チェ・ウンギョン特派員

【朝鮮日報日本語版】
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/07/20/2018072001135.html


日本には何度かあった好景気の一時期。
どんな見方をしているのか知りませんが、日本は今も
世界のトップグループに存在する。それを日本に作って
もらったような国が偉そうに評価すべきではない。
自らが日々書いている記事を悔やむ時も近いですよ。

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