【萬物相】韓国とイスラエル



 2010年、北朝鮮による韓国海軍哨戒艦「天安」爆破・沈没事件と延坪島砲撃事件があった。韓国軍は西海(黄海)北方限界線(NLL)一帯に監視用無人機「ヘロン」と精密攻撃用ミサイル「スパイク」を実戦配備した。どちらもイスラエルから持ち込んだものだ。ヘロンは上空10キロメートルで40時間以上飛行できる。韓国の将校たちはイスラエルから無人機の使い方を習った。衛星利用測位システム(GPS)を装備しているスパイクは、坑道に隠されている敵の海岸砲を攻撃できる。韓国軍はイスラエルの迎撃システム「アイアンドーム」の導入を検討したこともある。防衛産業と最先端のセキュリティー分野における両国の関係は現在、表立ってはいないが、深まっている。

 イスラエルは1964年、ソウルに初めて大使を駐在させた。韓国は93年になってイスラエルに大使館を開いた。70-80年代の「オイルショック」でさまざまな情勢を見極めなければならなかったからだ。その直後、イスラエルはソウル大使館を閉鎖した。そうした浮き沈みを経て、90年代初めに友好関係を復活させた。偶然かもしれないが、北朝鮮の核危機が高まっていたころと時期が重なる。94年、イスラエルのラビン首相が初めてソウルに来た。イスラエル首相は2回、大統領は1回訪韓しているが、韓国の大統領がイスラエルに行ったことはない。

 イスラエルは2007年、シリアが建設していた原子炉を「外科手術式の攻撃」で除去した。 その7カ月後、米国は「北朝鮮がシリアの原子炉建設を支援した」と明らかにした。イスラエルが破壊した原子炉は、寧辺原子炉と同じ型であることが分かった。04年に北朝鮮で起こった竜川駅列車爆発事故についても、「モサド(イスラエル諜報特務庁)がその列車に乗っていたシリアの原子力技術者を狙って主導した」といううわさが国際社会で飛び交ったが、事実かどうかは確認されていない。

 イスラエルは、核・ミサイル技術がイスラム敵対国に流入するのを、死活をかけて阻んでいる。「イスラエル全滅」を公言するイランやシリアに核・ミサイル技術が流入すれば、国の生存が危ぶまれると真剣に考えている。パキスタンの核開発を率いたカーン博士が北朝鮮・イラン・シリアに核技術を伝えたという疑いも、イスラエルが最初に取り上げた。北朝鮮の核兵器・物質・施設の位置を米国と同じくらいよく知っているという話もある。延坪島砲撃事件直後、イスラエルは北朝鮮を「狂った政権」だと言い、北朝鮮も何かとイスラエルを非難している。もちろん、両国に外交関係はない。

 イスラエル最大の日刊紙が先日、「韓国政府はこのほど、イスラエル大統領の訪韓を拒否した」と報道した。イスラエルが南北首脳会談を歓迎しなかったことなどが理由とされる。韓国外交部(省に相当)は「日程が合わなかっただけだ」としてこの報道を否定した。北朝鮮のご機嫌を損ねないよう、イスラエルにそっぽを向いたわけではないと思いたい。

アン・ヨンヒョン論説委員

【朝鮮日報日本語版】
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/09/07/2018090701787.html


この記事では韓国の事はどうでもいいのですが、
イスラエルの国防に対する心持ちが羨ましいですね。
本来なら日本にとってもアノ国は敵国も同然、共存や友好を
目指すべき相手ではありません。それにも関わらず日本の
為政者は正反対の対応。実に嘆かわしいかぎりです。

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