ジャパンスクール没落の理由 黒田勝弘



 韓国の外務省で最近、在日韓国大使館勤務の要員を内部で複数募ったところ希望者がいないので困ったという。韓国の外交官の世界ではこれまで日本勤務経験者は「ジャパンスクール」といわれ、それなりに出世街道にもなっていた。なのに今や行きたがらない者が増え人気がないというので、マスコミは「ジャパンスクールの没落?」などと面白おかしく伝えている。

 報道によると、これはごく若手の話で、外務省の現状は次官補以上の要職に日本経験者がいないのは事実だが、アジア局長やその下の審議官などにはまだジャパンスクールが健在だし、次官級の国立外交院長にも最近、ジャパンスクールが就任しており「没落はいささか大げさ」という声もある。

 ただ、韓国外交は昔とは違って舞台が広がっている。とくにアジアでは中国の存在が大きくなったため、相対的に日本の存在感と日本への関心が低下しているのは事実だ。その結果、以前は幹部になるには東京経験が必須みたいな時代もあったが、それが北京に取って代わられつつあるともいう。

 これは時代の流れや国際情勢の変化からくる当然の結果であって、必ずしもわれわれ日本人が寂しがったり残念がったりすることはないのかもしれない。それでも韓国マスコミが“ジャパンスクール没落論”で伝えている「東京勤務ノー」の理由が興味深い。

 1つは、東京電力福島第1原発事故による「放射能汚染」への心配からという。日本人から見ればまったく風評被害の類いだが、とくに家族同伴となるとそうした心理がいまだ続いているようだ。そういえば、韓国外務省は日本旅行の韓国国民に対して、日本到着と同時にメールを通じて福島への接近に注意するよう今もわざわざ警告を発している。余談だが、これじゃ韓国外務省自ら風評被害をあおっている?

 もう1つは「出世への妨げ」。慰安婦問題をめぐる先の日韓合意が新政権によって罵倒され、反故みたいに扱われ、担当者たちが“冷や飯”を食わされ、というように、日韓関係は「苦労しながら国のためによかれと思ってがんばっても後でひどい目に遭う」のでは、やりたくないというわけだ。よそ事ながらエリート公務員がこれでは困ると思うが、韓国も豊かな社会になったので若い世代には「苦労は買ってでもしろ」は通用しなくなったようだ。

 ところで日本の方だが、ソウルの日本大使館筋によると日本の外務省では以前から韓国勤務は人気という。その理由は、近くて便利で生活環境もよくなったこともあるが、それより「難しい相手で苦労が多いがその分やりがいがあるから」というのだ。

 ごく最近、在韓日本大使館勤務になった20代の駆け出し女性外交官2人に会う機会があったが、実に頼もしかった。2人とも韓国語はすでに完璧で、キラキラした感じでこの面倒な任地でヤル気満々なのだ。いや、難しい相手だからこそ頑張りたいという。

 日本の外務省にはやっと北朝鮮担当の北東アジア2課ができたというが、これまでなかったのが不思議なくらいだ。相手を上回る情熱があってこそ相手を圧倒できる。それも国力のうちなのだ。(ソウル駐在客員論説委員)

【産経ニュース】https://www.sankei.com/world/news/181028/wor1810280009-n1.html


ジャパンスクールどころか、関係そのものが没落してほしい。
向こうの事はどうでもいいのですが、日本外務省で韓国勤務が
人気?苦労もやりがい?韓国語が完璧? 本当に日本人?
帰化人の可能性大な気がしてならない。以前、釜山の領事を
呼び戻した時、反対していた職員もいましたからね。

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