[コラム]安倍首相の弱点



 1931年9月18日、関東軍将校の板垣征四郎、石原莞爾らは、中国の奉天(現在の遼寧省瀋陽)近郊の柳条湖で満州鉄道を爆破する自作劇を行い、張学良の部下である中国東北軍の仕業だと主張して、軍事作戦を開始し満州を占領した。大恐慌の余波で危機に陥った日本は、外国侵略で危機を突破しようとし、その後東アジア全域が戦火に包まれた。

 昨年12月20日、遭難した北朝鮮漁船を救助していた広開土大王艦に、日本の海上自衛隊哨戒機が近接し威嚇飛行をした後、逆に韓国が射撃統制レーダーを照準したとし非難する動画を上げるなど国際的世論戦を行った。引き続き18・22・23日には、日本の哨戒機が韓国軍の艦艇に向かって相次いで近接威嚇飛行をした。

「彼らの中では完全に逆転してますな。ある意味スゴイ能力だと思う。欲しくはないが。」


 日本の歩みがとどまることを知らない。韓国と日本が米国の東アジア同盟体制に編入された以後、想像を越える事態が起きている。安倍政権と右翼勢力が、戦略を新たに組み立てているという不安な信号だ。彼らの動きに、日本が過去に行った侵略戦争の影を想起せざるを得ない。日本の“戦後”が、軍国主義右翼勢力、朝鮮半島を侵略し日本の利益を守らなければならないという征韓論勢力を正しく克服できなかったという兆候がますます明確になっているためだ。

 韓国が経済発展と民主化を成し遂げると、1990年代日本では過去の問題に対して謝罪して、韓国と和解しようとする動きがあった。だが、日本国内右翼の反発は激しかった。謝罪と和解をやめて日本の再武装化に向けて動き始めた。「拉致問題」と北朝鮮たたきをベースに首相になった安倍の政治人生は、母方の祖父である岸信介が夢見た改憲を実現し日本帝国の栄光を再現すること、そして拉致問題の解決という二つのスローガンに要約される。安倍首相は、北朝鮮と中国に対する恐怖心を利用して、右翼の結集と再武装化を推進してきた。

「『成し遂げると』って、日本があったればこそではないか。」


 ところが、米国でトランプ大統領が登場し、北朝鮮との対話に乗り出し、北朝鮮脅威論が力を失った。トランプは、同盟に一層の負担を要求し、日本が力を入れてきた環太平洋経済パートナーシップ協定(TPP)から脱退し、米日自由貿易協定(FTA)を要求した。「アベノミクス」の将来も大言壮語できなくなった。

「ぜんぜん脅威は無くなってませんが・・・」


 安倍の戦略修正は不可避になった。中国、ロシアとの和解に乗り出した。尖閣(釣魚島)の軋轢以降初めて昨年10月に北京を訪問し、習近平主席と首脳会談をした。新たな敵が必要だった。韓国最高裁(大法院)の強制動員被害補償判決に対する日本国内の拒否感を煽り、韓国との軍事的対立を高めることは、安倍政権の支持率上昇、改憲支持世論の結集、自衛隊戦力強化など多目的の布石として利用できる。日本は、米国が介入する素振りを見せないことを確認しながら、韓国を狙った攻勢を長期化する態勢だ。

「書いていて段々と血が上ってきたのか、"安倍の" になりましたね。よくあります。w」


 それでは安倍首相の“弱点”は何か?安倍首相の戦略的計算を逆利用してみよう。まず、日本の挑発には毅然と対応するものの、興奮したり偶発的衝突が起きれば罠にはまるということを肝に銘じよう。次に、南北関係を発展させ非核化と朝米和解を進展させ、北東アジア平和体制を推進することだ。安倍首相が韓日間の民族主義的憎悪を煽り立てようとしていることに対抗し、日本国内にも安倍首相の政策と改憲に反対する多くの市民がいることを記憶し、反日感情に巻きこまれず平和体制と非核地帯に向けた連帯の空間を作ることも重要だ。南北が共存・繁栄し、東アジア平和体制が強固になれば、韓国と日本の冷戦保守勢力の立つ瀬がなくなることを覚えておこう。



パク・ミンヒ統一外交チーム長

【ハンギョレ新聞日本語版】http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/32669.html


オバサン気は確かか? 疑問に思った自分が馬鹿だった。
こんなイカレタ文章が通じるとは・・・
日本国内で安倍総理に反対している「市民」とやらは、
あんたらの仲間。日本人は足りないぐらいだと怒っている。
長々と書いても、安倍総理の弱点も何も無いでしょ、これ。

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