韓国のジェンダー平等は世界41位、社会全般の性平等「非常に劣悪」



 非政府機関「平等措置2030」が3日に公表した「2019年持続可能発展目標(SDG) 性別指数」で、韓国のジェンダー平等指数が世界129か国のうち41位だったことが分かった。アジア太平洋諸国の中ではオーストラリア、ニュージーランド、日本に次いで4位だが、経済力に比べて期待値に満たないとの評価がついた。

 韓国は総合指数では72.6で「公正」に分類され、129か国のうち41位だった。アジア太平洋地域ではオーストラリア(85.2)、ニュージーランド(85.1)、日本(80.6)に次いで4位だった。

 分野別では、「健康」を表すSDG3指数が94.4で、「優秀」に当たる高い点数を獲得。新生児10万人当たりの妊娠女性の死亡率を示す母性死亡率指数は100点満点(低いほど劣悪)だった。青少年の出産率(15-19歳の女性1000人当たりの出産比率)指数も99.7で良好だった。

 一方で、ジェンダー平等目標達成のためのパートナーシップを示すSDG17指数は47.7で「非常に劣悪」だった。特に、国内総生産(GDP)に対する社会支援プログラムの支出額の割合を示す指数は35.6で、パートナーシップ関連の分野で最も点数が低かった。GDPに対する税収恩恵の割合を示す指数も38.4で低かった。

 女性の場合、医薬品、食料品、燃料、子どもの衣類や学用品など付加価値税(VAT)がかかる品目に支出する割合が相対的に多いため、税収体系上VATの割合が高くなるほど経済的不平等が起こる可能性が高い、と報告書では説明している。

 また、女性に対する暴力、女性の政治参加の割合など社会全般のジェンダー平等を示すSDG5指数でも、韓国は56.7で「非常に劣悪」であることが分かった。特に、高い職位にある女性公職者の割合を示す指数はわずか18.2だった。女性の議会進出比率を表す指数も34.2で低い数値にとどまった。

 報告書は、ボツワナ、イラク、マレーシア、ロシア、韓国、スイス、トルコ、米国などのジェンダー指数が期待値より低かったと説明した。また「いくつかのアジアの国が最近、女性を政府の首班に選出したが、依然としてアジアは、女性の政府トップへの進出が全世界で2番目に劣悪な地域」と説明した。

 SDGは2015年、国連総会で採択された世界の持続可能な発展のための共同推進目標で、2030年までに貧困と飢餓の解決をはじめ、ジェンダー平等の達成など先進国と開発途上国が共に履行する事項を盛り込んでいる。今回の報告書は、目標履行に向けた中間点検という位置づけで、各目標の達成具合を性別に基づいて分類した。

【朝鮮日報日本語版】
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/06/03/2019060380264.html


経済力は借り物の力ですからね。
本来の値ならもっと下位だったのでは?
参考にすべき兄弟国の名がありませんが、その辺りが
実質値に「当たらずとも遠からず」というところでは?

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