[インタビュー]「朝鮮籍の在日韓国人帰国できるように…文政権への期待が大きい」

在日朝鮮人人権・平和運動家の徐勝教授

 「19年間の獄中生活の末に釈放されてから、私の関心事は刑務所内の政治犯の釈放問題と拷問の撤廃でした。日本はもちろん、米国やカナダ、ヨーロッパ、南米などを回りながら多くの話をしました。ところが、世界を歩き回りながら北東アジアの状況を見ているうちに、人権運動や統一運動もいいが、何よりも戦争が起きてはいけないと思いました。平和を守ることが重要な課題だと認識して、平和運動にまい進するようになりました」



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 徐教授は1971年4月、朴正煕(パク・チョンヒ)維新独裁政権がねつ造し「在日同胞学園浸透スパイ団事件」で逮捕され、19年間の辛苦を経て、1990年2月に釈放された後、平和・人権運動に献身してきた。

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 彼の平和認識は「朝鮮籍」を持った在日同胞の問題につながった。

 彼は「朝鮮籍の在日同胞たちは故郷に行きたくてもいけない。朝鮮籍であるため、韓国に入ることもできず、済州の故郷に墓参りもできない人が多い。このような非人間的な仕打ちがどこにあるのか。信頼を築くためには、このような障壁を撤廃しなければならない」とし、「文在寅(ムン・ジェイン)政権にかける期待が大きい」と話した。

 最近数年間、開発ブームが起きている済州島の状況について、徐教授は「済州島が2005年1月『平和の島』に指定されたが、内部には開発主義が蔓延しているようだ。済州海軍基地も平和を掲げている。総論は平和を叫ぶが、各論に入ると、開発至上主義、環境破壊、軍事主義に走っている」と指摘した。

 済州で開かれたろうそく集会に参加したこともある徐教授は「私たちがろうそく集会で認識したのは、『私たちが主人であり、決定権者だ』という意識」とし、国民主権意識をまともに認識できるようになったのは、ろうそく集会の最大の成果であり、民主主義の基礎だと評価した。

済州/ホ・ホジュン記者

【ハンギョレ新聞日本語】http://japan.hani.co.kr/arti/politics/27421.html


まず、19年も刑務所で服役した犯罪者を入国させている事に驚き。
かつ、日本の大学で教授をしていた??? もうビックリ。

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