「嫌韓」という病 改めて考えるメリットとデメリット


「書いた人、石原壮一郎氏

●「嫌韓」という病に罹ってしまうことによる5つの「メリット」

その1「どんなにダメな自分でも『みんなが言っているから』という虎の威を借りて、とりあえず『強い自分』になった気になれる」
その2「相手の側に非がある前提で非難することで、自分がやっていることの醜さから目をそらしつつ攻撃欲を満たすことができる」
その3「ネットを見渡せば、『嫌韓』を肯定してくれる手前味噌で薄っぺらい言説が蔓延しているので、安心感や連帯感が得られる」
その4「結局は何らかの意図で流された情報に踊らされているだけなのに、『自分は無知な愚民どもとは違う』と選民意識を抱ける」
その5「身近な国や民族をとことん悪く言うことで、自分や日本の体たらくから目をそらして、かりそめの自信を持つことができる」

 ああ、なんてタチが悪いんでしょう。人はそもそも弱い生き物だし、ここ数十年の日本は自信も経済力も未来への希望もすっかりなくなって、ウイルスが蔓延する条件がそろっていたのかもしれません。それにしても、こんなわかりやすい病にまんまと罹って、こんな恥ずかしい「メリット」に溺れてしまう人が多いのは、じつに情けないことです。


●「嫌韓」という病に罹ってしまうことによる5つの「デメリット」

その1「この人は大きな力に対して尻尾を振るしかないくせに、弱い自分をごまかしたくて虚勢を張るのが大好きなんだなと思われる」
その2「見事に踊らされているだけなのに、自分では『本当のこと』を知っている気になれるなんて、おめでたい人だなあと思われる」
その3「『嫌韓』な発言や態度が在日韓国人の人をいかに傷つけるか、そんな簡単なことにも気付けない想像力ゼロの人だと思われる」
その4「口実を見つけて感情的にわめくばかりで、他国や他民族に敬意を払うという当たり前のことができない幼稚な人だと思われる」
その5「本人はいい気なもんだけど、『日本が差別的な国と世界に思われるじゃないか。いいかげんにしてくれ』と苦々しく思われる」

 ああ、なんて残念なんでしょう。ほかにも、「差別」という人間としてもっとも恥ずかしいことを平気でやるとか、都合のいい自己正当化に余念がないとか、自分の国の過去を直視する勇気がないとか、過去の過ちを反省するどころか堂々と開き直るとか、そのへんの「あらためて言うまでもなくダメな要素」もたくさんあります。

「半分くらい省略しています。」

【NEWSポストセブン】
https://www.news-postseven.com/archives/20190907_1448310.html


メリットやデメリットを考えて嫌いになるわけではないし、彼らの行為に対して怒り、嫌いになるだけ。それでも考えるとしたら、関係が無い方がメリットだとは思いますよ。

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