月探査事業を2022年まで延長…技術的限界により167億追加で必要



 2020年12月に予定されていた我が国初の月軌道船(月周回衛星)打ち上げ計画が、2022年7月まで19か月延長される。搭載体(ペイロード)などを含むロケットの総重量を当初計画していた重量に収められないという技術的限界に直面したためだ。これによって発生する追加予算は約167億ウォン(約15億円)規模と推定される。

 科学技術情報通信部は10日午前10時、国家宇宙委員会宇宙開発振興実務委員会(以下、宇宙実務委)を開催し、「月探査事業の主要計画変更案」を審議・確定したと発表した。

 宇宙実務委はこの日、月探査事業団と宇宙分野の専門家からなる点検評価団が導き出した診断内容と解決策を、積極的に受け入れた。月軌道船の開発期限を20年12月から22年7月に延長するとともに、ロケットの目標重量を当初の550キログラムから678キログラムへと上方修正した。

 これまで国内の月軌道船、月探査船の開発現場では、事業計画内の条件変更と技術的限界により、目標の重量に合わせるのは困難との声が高かった。わが国の月探査事業計画は、初期に韓国型の発射体を使用し、地球から月の軌道まで行くというものだった。

 しかし、事業の初期に月軌道船に韓国型発射体を利用しないことが決まり、計画は狂い始めた。発射体に搭載する燃料の容量と発射体の重量によって、軌道船と構造物の重量が変化せざるを得ないというのが現実だ。

 実際に月軌道船の重量をめぐり、国内の研究者の間では、678キロ級の軌道船で任務遂行が可能だという意見と、再設計は避けられないという意見が対立してきた。しかし再設計した場合でも重量が678キロと大差ないと判断し、従来の設計を維持することにした。

 この日、宇宙実務委が新たに調整した重量678キロは、搭載体の追加などによって増えることが予想される、燃料、構造物、電力系の部分を考慮したものだ。わが国の月軌道船の発射体は米国の民間宇宙航空企業、スペースXのものを使用する。

 宇宙実務委は月軌道船の任務軌道も修正した。当初、月の表面から100キロ離れた上空で円を描きながら12か月間にわたり月を観測する予定だったが、燃料不足になることを考慮し、楕円軌道で9か月、円軌道で3か月という折衷案を打ち出した。

 問題は予算だ。打ち上げの重量が増加するため、発射体を提供するスペースXに対し、わが国から更なる支払いが発生する。また、追加の技術開発や試験費用、人件費などの増加も避けられない。現在、推定される費用は総額167億ウォンで、このうちスペースXに84億ウォン(約7億5600万円)を追加で支払うことになるとみられる。

 科学技術情報通信部の崔元湖(チェ・ウォンホ)巨大公共研究政策官は「政府は創意的かつ挑戦的な研究・開発(R&D)を積極的に支援し、試行錯誤を容認する研究者中心の安定的な研究環境を醸成していくために努力している」として「多くの応援と激励をお願いする」と述べた。

【朝鮮日報日本語版】
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/09/10/2019091080220.html


この計画は前政権で立てたものですね。当初、独自技術で開発したロケットで月に行き国旗を立てる、だったはずです。こうなるとは思っていましたが、その後の報が無く、忘れていたらこの記事。予算も少なすぎで計画が無茶。肝心のロケットも外国製では意味が無いのでは?

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