週刊ポスト謝罪、何が問題だったか 正高信男



 9月2日発売の小学館の週刊誌「週刊ポスト」の特集が、嫌韓をあおるヘイト記事だとして大騒ぎになった。「『嫌韓』よりも『減韓』、『断韓』を考える 厄介な隣人にサヨウナラ 韓国なんて要らない!」という特集に対し、同誌に連載を持つ作家らから「差別的だ」と批判が噴出したのだ。同誌編集部は「誤解を広めかねず、配慮に欠けていた」などと謝罪するコメントを発表した(産経9月3日付)。



 この中にある「怒りを抑えられない『韓国人という病理』」という記事も、批判の対象になっていた。ソウル大教授が理事長を務める学会が発表したリポートや、韓国警察庁の調査などに依拠する形で、「韓国成人の半分以上が憤怒調節に困難を感じており」などと報告していた。サルの研究などしていると週刊誌の取材を受けて面白おかしくデフォルメされることもあるが、そのようなことのない抑制的な書き方だった。

 そこで、内容の真偽のほどを調べようと思い、といっても韓国語は読めないので、angerやKoreanといったキーワードで、信頼性のある学術情報を検索してみた。すると、KポップならぬKレイジという表現が英語圏の精神医学界に存在することを知った。レイジ(rage)とは激怒の意である。ちょっとしたきっかけで怒りを爆発させる傾向が韓国人にみられるのだという。研究成果をつまみ読みしたところ、ポスト記事の内容をおおむね裏付けるものであると感じた。

 比較文化研究には「文化とパーソナリティー」という古典的なアプローチの手法がある。個々の文化に特徴的な精神病理がどのように発現するのかを分析することは、研究手法として常套(じょうとう)手段だといえる。「韓国人という病理」との見出しがけしからんという批判も目にしたが、仮に「ひきこもりから抜け出せない『日本人という病理』」という記事が海外で出たとして、反日や嫌日のヘイト記事だといって騒ぎになるだろうか。現代日本ではひきこもりが、また韓国では怒りが、文化との関連で研究されることがあっても驚くに当たらない。

 はたして、作家らが版元の出版社にもう原稿を書かないと騒ぐほどのことだったのだろうか。一方で出版社側も批判が殺到したから謝罪したようにも見え、何を問題だと考えているのかがよく分からなかった。新聞が掘り下げて追求すべき内容だと思う。


【プロフィル】正高信男
 まさたか・のぶお 昭和29年、大阪市生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。学術博士。専門はヒトを含めた霊長類のコミュニケーションの研究。

【産経新聞】https://www.sankei.com/column/news/191020/clm1910200005-n1.html






向こうのメディアが報じた事を事実として載せただけで「差別だー」「ヘイトだー」ですからね。とにかく真実・事実が嫌い、憎いでは何も話なんて出来ません。彼らが事実さえ認めて受け入れていれば、今のような関係にはなっていなかったかもしれませんね。

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