【萬物相】中国のPM2.5



 韓国環境部が今月20日、「韓国の微小粒子状物質(PM2.5)の32%は中国から来る」と発表した。韓国・中国・日本の研究陣がそれぞれモデリングを行い、中国の影響力は35%、26.3%、34.6%と計算、それを平均した数値だ。科学において見解が異なる数値の平均を出して、正解であるかのように発表するのは今ひとつすっきりしない。誤謬(ごびゅう=間違い)の可能性を分散させようということだろうが、投票や民主主義をもって科学研究の代わりをさせることはできないだろう。

 韓中日3カ国LTP(北東アジア大気汚染物質長距離移動プロジェクト)共同研究議長を務めてきた釜山大学のキム・チョルヒ教授(大気化学)によると、今年9月に3カ国実務陣最終協議があるまで「共同発表」が果たして実現するかどうか疑わしかったという。中国が最後まで研究結果を出さなかったからだ。後に出したものの、月ごと、日ごとの詳細資料ではなく、年平均値だったそうだ。中国は発表も「3カ国の平均値」にしようと固執した。結局、「冬から春にかけての高濃度時期」に関する詳細資料も発表から除外された。

 中国の科学者たちが伝えた雰囲気では、中国政府当局者らは研究結果にかなり失望していたという。中国の主要都市におけるPM2.5の濃度がこの数年間で40%以上改善されたため、韓国への影響も微々たる数値として出てくるだろうと期待していたのだ。だが、その期待とは異なり、韓国や日本が計算した数値は30%台半ばで、中国は自国の低い数値で水増しし、平均値を下げたという印象だ。

 モデリングは無数の排出値や気象条件が絡み合って作用・反作用の結果を出すもので、不確実なものにならざるを得ない。山の頂上からふもとにバスケットボールを転がしてどこ行き着くかを推測するのにも似ている。いくら精密に計算しても、バスケットボールが地面のどの砂粒一つに当たって転がっていくかによって、山のふもとの到着地点に大きな差が出るかもしれないからだ。そのため、研究を実施する人々はモデリングの結果と実測値を比較しながら常に微調整をする。モデリングには芸術的な要素があるとも言う。その過程で希望に近い値が出てくるように誘導することも可能だ。

 今後は、中国当局者らが「ソウルの汚染は主に現地の排出に由来する」(昨年12月、中国生態環境省報道官)、「韓国の粒子状物質が中国から行ったという十分な根拠があるのか分からない」(今年3月、中国外務省報道官)のような発言をするのは難しくなった。それでも、中国側の責任ある行動が取られるまでにはさまざまな山があるだろう。まずは冬から春にかけての粒子状物質高濃度時期における中国の影響の数値に関して、韓国・日本の研究結果でも公表されればと思う。

【朝鮮日報日本語版】
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/11/22/2019112280159.html


32%でも35%でも、残りの大半は自国で出ているのでしょう? だったら先ずはそちらを減らしたらどうか。見当はずれなバスケットボールの例えなど出す。どんな事でも "他人のせい" だと言い張る彼ららしい一件ですね。

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