【社説】韓国で韓国の同盟を攻撃した中国外相、自分の庭とでも思っているのか


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 中国の王毅・外交担当国務委員兼外相は4日、ソウルでの韓中外相会談で、「大国が小国をいじめること、強者が弱者をないがしろにすること、他国の内政に干渉することに反対する」と言った。また、「世界平和の最大の脅威は単独主義と覇権行動だ」とも言った。同外相の話を聞いて驚いた人も多いだろう。中国外相が他国で、自分の国を非難したかのように聞こえたからだ。その一言一言はこれまで中国がしてきた行動そのものだ。だがもちろん、王毅外相はトランプ米政権の「米国優先主義」を批判している。最近のトランプ大統領の行動には問題が多いが、これに対して中国ばかりはあれこれ言うことができない。それよりもっと甚だしい国が中国だからだ。

 終末高高度防衛ミサイル(THAAD)は、核のない韓国が北朝鮮の核ミサイルに対応するための最小限の防衛武器だ。THAADレーダーが中国までは見通せないという事実を我々は何度も説明したし、中国も分かっていることだろう。それでも中国は「THAAD報復」で2年以上も韓国を苦しめている。「THAAD三不」では内政干渉にとどまらず、主権まで侵害してきた。中国の習近平国家主席は韓国大統領特使を2回も香港行政長官の席に座らせた。韓国をわざとないがしろにしたものだ。王毅外相は文在寅(ムン・ジェイン)大統領とあいさつをする時、腕をたたいたこともあった。

 中国は韓国に対して「小国(小さな国)」という表現をよく使う。「30・50クラブ(所得3万ドル=約330万円・人口5000万人以上)」入りした国は韓国・米国・日本など世界で7カ国だけだ。南北の人口を合わせれば7700万人を超え、英仏より多い。その韓国を少なくとも「小さな国」とは呼べないだろう。中国は韓国・日本・ベトナムなど隣国にだけ「小」の字を付けている。

 王毅外相は5日、韓国側の「友好的な人物」100人を急きょ集めて昼食会をした。それ自体も無礼に当たる可能性があるのに、その昼食会に37分も遅刻してきた。しかも、特に謝罪もなく、スピーチでは「中国復興は歴史の必然であり、誰も止めることはできない」と言った。こうした中国に「核の傘の提供をお願いしたらどうか」という提案を大統領統一外交安保特別補佐官がした。いくら冗談めかして言った話だとしても、正気のさたなのか問わずにはいられない。

【朝鮮日報日本語版】
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/12/06/2019120680024.html


「庭」と思っているかどうかは分かりませんが、小国で従属すべき国だとは思っているでしょうね。優しい恩人である日米の大使を傷つけ、国旗を引き裂き燃やす。大使館に侵入するわ、デモに至っては日常茶飯事。対する中国には何をされてもほぼ無言。そりゃあそう見られますよ。

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