【コラム】韓国、海洋強国への再跳躍に向け新たなガバナンスが必要

「日本の取り締まりを受ける韓国違法操業船」


 1996年に「海洋強国建設」を掲げて海洋水産部が新設された。当時海洋水産部が製作し配布した南半球中心の逆さまになった世界地図の報告を受けた新鮮な衝撃が生々しい。地球の北半球に住む私たちは北側を上と考える習慣を持っている。こうした観点で世界地図を見れば広大な大陸に先に目が行き、韓国は巨大な大陸に踏み付けられた辺境の小さな国のように見えた。だが、逆さまにされた世界地図を見ると韓国の上には広大な海がすがすがしく広がっており、私たちにはこの広い海に出て行けという注文が聞こえるようだった

 三方を海に囲まれた韓国は統一新羅時代の海上王・張保皐(チャン・ボゴ)をはじめとする誇らしい海洋文化の伝統と海洋民族の遺伝子を持っている。こうした伝統を受け継いで現在韓国は世界10位圏の海洋強国の隊列に上っている。解放以降の輸出を基盤とした韓国経済の成長を支えてきたのも海運産業の競争力だった。現在輸出規模世界6位水準に見合うように保有船舶数世界5位、コンテナ物流量世界4位などの実績がこれを証明している。

 だが、現在韓国の海洋水産分野は危機状況に置かれている。グローバル低成長基調が続き海運業の物流量が減っている。韓進(ハンジン)海運の破産により輸出入物流量の99.7%が船舶を通じて行われる韓国には深刻な悪材になっている。海運業の厳しい状況は港湾と物流など関連産業の危機にまでつながっている。水産業も同様だ。昨年は中国漁船の違法操業と海水面温度上昇などにより44年ぶりに近海漁業生産量が100万トンを割り込んだ。

 大韓民国の海にも間違いなく押し寄せてきている第4次産業革命の高波は私たちにも新たな挑戦と対応を要求している。これに備えることができないなら韓国の海洋水産競争力向上はおぼつかないだろう。海で起こす第4次産業革命の核心動力は科学技術研究開発だが、海洋部門の研究開発は現在韓国の全研究開発の3%にすぎない。海洋部門の研究開発投資を先進国水準に増やす一方、海洋都市再生事業と先端水産養殖、海洋文化コンテンツ活用など、海洋新産業育成を通じた未来の収益源と雇用創出などが韓国の海洋水産業に与えられた大きな課題として浮上している。

 当面の危機克服と第4次産業革命に備えるためには海洋水産業を国の核心基幹産業ととらえ、新たな海洋水産ガバナンスを立てなければならない。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は先月の海の日記念式で、「海のすべてのものを新しくする『再造海洋』の切迫した心情で臨む。海洋水産といえば大統領が直接指揮しているという言葉を聞けるようにする」と約束した。

 海洋水産関係者は、大統領が直接管轄する国家海洋委員会を設置し、海洋水産部を中心に関連官庁が協力するシステムを構築することを望んでいる。新しく強力なガバナンスで再造海洋に成功し、韓国が21世紀の大航海時代の主役になる日が前倒しされることを期待する。

チェ・ジェソン/韓国海洋水産開発院選任研究委員

【中央日報日本語版】http://japanese.joins.com/article/052/230052.html


これを書いた人も含めて、韓国人は自国をどんな国だと
考えているのだろう。海洋王なんていないし、海洋民族の
遺伝子も勿論ない。起源主張している「海女」、あれも
日帝残滓。海洋民族どころか、倭寇を恐れて海からなるべく
離れて暮らしていたと何かの本で読みました。夢・夢・夢・・・

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