「日本軍慰安婦」+「集団情緒」=反日?



李栄薫編著「反日種族主義」(文藝春秋発行)の中の「我々の中の慰安婦」を読むと、慰安婦問題がよく理解できる。日本軍の慰安婦問題は1991年、1人の金学順と呼ばれる女性が「自分は日本軍の慰安婦だった」と初めて告白してから始まり、170人余りの女性がその後、同じように告白したことから大きく報道されるようになった。

--- 省略 ---

著者によると、韓国には本当の民族主義はなく、種族主義しかないという。「家族」という表現や概念も同じだ。朝鮮王朝時代には「家族」という言葉も概念もなく、「日帝初期になって初めて生まれた」というのだ。

韓国では家族間の絆が強いと考えていたが、実際は韓国では「家族」という概念すら久しくなかったことを知って驚いた。日本が統治してから「家族」という表現が広がっていったが、韓国では「家族」といっても家長と妻子の関係は支配・被支配の関係が長く色濃かったという。親が貧困のために娘を慰安所に売り渡すことが多く行われた。娘は親の財産のように扱われた時代だったからだ。

著者は、「日韓両国の友好関係が大きく損なわれたのは、問題の実態を客観的に理解しない韓国側の責任が大きいと思います」(217頁)と書いている。アルプスの小国オーストリアの代表紙プレッセですら、慰安婦報道は韓国情報に基づいているのだ。韓国発の嘘「慰安婦報道」が世界に定着してしまった現在、それを是正し、修正するためにはどれだけの時間と労力が必要となるだろうか。それを考えただけで、日ごろは楽観的な当方も絶望的な思いにとらわれてしまう(「日本外交官よ、『反日報道』に怒れ」2020年1月2日参考)。

【アゴラ】http://agora-web.jp/archives/2043615.html


国家が嘘をつき、国全体がその嘘を信じ込んでしまい、それを基に他国を貶める。そんな国が存在するとは日本人はもちろん、世界広しとは言え、そうそう信じる人はいないでしょう。でも現実に存在し、その貶められている国こそが日本。文末の「絶望的」「外交官よ怒れ」に同感せざるをえない現実が悲しい。

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