外交なのか、それとも幼稚園児のケンカなのか



 前政権の時、日本の政治家が米ワシントンで「韓国は『告げ口外交』をしている」と非難したことがあった。韓国政府が韓米首脳会談時、「日本の指導者は正しい歴史認識を持たなければならない」と促したところ、日本がそれを「告げ口だ」と言ったものだ。逆に、米国の官僚やシンクタンク関係者が日本の味方をした時、韓国側当局者は「日本は『トンジル(賭博場で現金のやりとりをすること)外交』をする」と言った。日本が外交に大金を使うことについて言った言葉だ。

 ジャンケンでも負ければ一大事になるのが韓日関係だ。外交の舞台ではなおのことだ。ある米国の官僚は「韓日の外交官たちは普段はおとなしいのに、競争することがあると戦闘的になる」と言った。米国の大統領がどちらか一方だけを訪問したり、首脳行事で儀典の格が相手国より低かったりすると、どんな手を使ってでも同レベルには戻さなければならない。ある外交官は「日本にやられたという世論が起こると、またどれだけ悩まされることかと思い、目の前が真っ暗になる」と言った。

 このような争いは昨日今日のことではないが、最近はややひど過ぎる。今回の新型コロナウイルス問題で、日本は一貫して不透明で消極的な予防措置を取っていたが、遅ればせながら韓国人・中国人の入国を制限した。韓国はほぼ同じ措置を取っている約100カ国に対しては特に何も言わないのに、日本に対してだけは即座に対抗した。日本は「韓国に事前通知した」と言うが、青瓦台はすぐさま「そんなことはなかった」と反論した。複雑な外交合意でもない、単純な事実をめぐっても、180度違う言葉が出てくる。

 こうした真実ゲームは何度行われているか分からないほどだ。昨年末の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)合意後、青瓦台は「日本が事実と異なる発表をしたことについて謝罪を受けた」と言ったが、日本は「謝罪した事実はない」と反論した。韓国の駆逐艦が日本の哨戒機に対して攻撃用レーダーを放ったかどうかをめぐり、両国は互いに「うそを言うな」と頭に血を上らせた。貿易摩擦会談後には「輸出規制の撤回を要求した」(韓)→「そういう言葉はなかった」(日)→「(そうでなければ)なぜ日本に行くだろうか」(韓)→「議事録にも『撤回』の言葉はない」(日)という攻防があった。これでは外交ではなく、ほぼ幼稚園児のケンカだ。

 安倍首相は韓国を国内政治に利用する人物だ。このように露骨な日本の政治家は初めてだ。米国さえつかまえていればいいという考えだ。韓国で日本を国内政治に利用する歴史は古い。文在寅(ムン・ジェイン)政権の青瓦台は、外交部に任せてもいいことでも、「日本非難」とあればあえて自らマイクを握る。韓日が相手国をたたくと、国内の支持率は上がる。だから大したことのない事案でも声を荒らげる。このような韓日政権の「敵対的共生」が続く限り、両国間の幼稚で消耗的な戦いに終わりは来ないだろう。

イム・ミンヒョク論説委員

【朝鮮日報日本語版】
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/03/13/2020031380147.html


ストーカーなどの異常者に纏わり付かれた人の気持ちが分かるような気がします。全部アノ国に責任がある事ではないか・・・ この文章もそれを例える良い一例になっているとは、書いた本人はまったく理解出来ないでしょうが。本当は日本が厳しい懲罰で振り払えば良いだけなのに。

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