【社説】経済危機の最後の安全弁は米国との通貨スワップ締結だ



 韓国政府は18日、銀行のドル保有限度を高めるなどの金融不安対策を発表したが、外国人が株式を売り浴びせ、韓国総合株価指数(KOSPI)は再び4.9%暴落した。ウォン相場も10年ぶりの安値水準となる1ドル=1245.70ウォンまで下落した。新型コロナウイルスの拡大が本格化した1月中旬以降、KOSPI市場での外国人による売り越しは13兆ウォン(約1兆1200億円)に達する。世界的な金融危機当時の2008年の売り越し額(26兆ウォン)の半分がわずか2カ月で流出した。外国人の「セルコリア(韓国資産売却)」の動きは尋常ではない。外貨流動性不足という最悪の事態を想定し、あらかじめ備えを固めるべき状況となっている。

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 ウォンは国際的に通用する基軸通貨ではない。韓国のような国が外貨流動性危機を防ぐ確実な安全弁はドルを発行する米国と通貨スワップ協定を結び、万一の事態にドル資金の支援を受けるシステムを構築することだ。2008年の世界的金融危機が起きると、当時の李明博(イ・ミョンバク)政権は米ブッシュ政権との交渉に全力を挙げ、300億ドル規模の通貨スワップ協定を結ぶことに成功した。韓日関係が良好だった金大中(キム・デジュン)政権時代、準基軸通貨国の日本とも通貨スワップ協定を結んだ。その後、米日との通貨スワップは終了した。これを復活させることができれば、国際金融街の信頼を確保し、企業に大きく役立つことだろう。現在日本との通貨スワップは困難だが、米国とは十分に協議の余地がある。そのために対応策の再優先順位に通貨スワップを含め、外交的努力を集中してもらいたい。

【朝鮮日報日本語版】
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/03/19/2020031980007.html


毎日のようにメディアが「スワップ、スワップ」と記事をあげていれば余計に「ヤバイ」のかと勘ぐられそうですが。まあ日本は困難と認識しているのは何よりですね。

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