国産戦闘機の要 AESAレーダーの試作品を初製作=韓国



 韓国防衛事業庁は13日、韓国国産戦闘機(KFX) の「目」に当たる中核装備、アクティブ電子走査アレイ(AESA)レーダーの試作品が製作されたことを明らかにした。

 同レーダーは最もハイレベルな技術を要するKFXの装備で、国防部傘下の国防科学研究所(ADD)主管で軍需メーカーのハンファシステムが開発している。

 今回製作されたのはAESAレーダーのハードウエアを国内で開発する能力があるかどうかを検証するためのもので、アンテナや電源ユニットで構成されている。ADDはこの日、ハンファシステムのレーダー研究所で試作品をメディアに公開した。これを基に今後、KFXに実際に搭載するためアンテナなどのサイズを小さくし、重量を減らした試作品を開発する。

 ADDはAESAレーダーのハードウエアとソフトウエアの開発を並行して進め、2022年から26年の間にKFX試作機に搭載し、テストする方針だ。

 AESAレーダーの開発事業を中間評価する点検委員会は先月末の1次点検で、国内開発を続行可能との結論を下した。

 KFX事業は韓国空軍の基盤戦力となる国産戦闘機約120機を開発するもので、過去最大規模の防衛力増強事業となる。米国がKFX中核技術の韓国移転を拒んだため、韓国軍はAESAレーダーを国内で開発することにし、昨年4月に試作品の開発業者としてハンファシステムを選定した。

【聯合ニュース日本語版】
http://japanese.yonhapnews.co.kr/Politics2/2017/07/13/0900000000AJP20170713001400882.HTML


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