事実婚女性の孫を6年間暴行、53歳男に懲役20年 /水原
事実婚の関係にあった女性の孫(17)に6年間にわたり性的暴行を続けたとして、水原地裁はこのほど、未成年者・親族強姦などの罪で起訴された被告の男(53)に懲役20年の判決を言い渡し、性暴力治療プログラム160時間の受講を命じた。
被害者は小学生だった2011年に京畿道水原市に住む祖母(60代)に預けられた。両親は離婚した。祖母は事実婚状態で加害者の男と10年以上同居していた。被害者は被告を「おじいさん」と呼んでいた。
被告は11年秋、被害者の祖母が外出中、テレビを見ていた被害者にわいせつ行為に及び、「おばあさんに言ったら殺す」などと脅迫。その後は性的暴行にも及ぶようになった。被害者は妊娠し、15歳当時の15年9月に出産。トイレで自分でへその緒を切ったという。祖母には「見知らぬ人に暴行されて妊娠した」と説明していた。被告は被害者が出産して1カ月で再び暴行を始めた。
被害者は16年7月に再び出産。祖母には「ボーイフレンドとの子どもだ」とうそをついた。出産から2カ月後、通っていた高校を自主退学した。被害者は今年1月にも性的暴行を受けて家を出た後、祖母に真実を告げた。
水原地裁は判決で、被告に対し、「身を寄せる場所がない被害者を保護するどころか、性的欲求を満たす手段として利用し、謝罪もしなかった。誰が見てもこんなことが本当に起きたのかと反問せざるを得ないだろう」と指摘した。
被害者は現在、地方で療養しており、祖母は被告宅の近くに引っ越し、2人の子どもを育てているという。警察は被害者と祖母に生活費などの名目で支援を行っている。
京畿南部警察庁は弱者支援基金の「希望ナヌム基金」から300万ウォン(約30万円)の支援を決めた。警察は被害者が心理カウンセリングを受けられる病院、専門機関をあっせんし、予備校や専門学校の受講費用を支援するなど社会復帰を助ける方針だ。
水原=権祥銀(クォン・サンウン)記者
【朝鮮日報日本語版】
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/10/20/2017102000880.html
被害者は小学生だった2011年に京畿道水原市に住む祖母(60代)に預けられた。両親は離婚した。祖母は事実婚状態で加害者の男と10年以上同居していた。被害者は被告を「おじいさん」と呼んでいた。
被告は11年秋、被害者の祖母が外出中、テレビを見ていた被害者にわいせつ行為に及び、「おばあさんに言ったら殺す」などと脅迫。その後は性的暴行にも及ぶようになった。被害者は妊娠し、15歳当時の15年9月に出産。トイレで自分でへその緒を切ったという。祖母には「見知らぬ人に暴行されて妊娠した」と説明していた。被告は被害者が出産して1カ月で再び暴行を始めた。
被害者は16年7月に再び出産。祖母には「ボーイフレンドとの子どもだ」とうそをついた。出産から2カ月後、通っていた高校を自主退学した。被害者は今年1月にも性的暴行を受けて家を出た後、祖母に真実を告げた。
水原地裁は判決で、被告に対し、「身を寄せる場所がない被害者を保護するどころか、性的欲求を満たす手段として利用し、謝罪もしなかった。誰が見てもこんなことが本当に起きたのかと反問せざるを得ないだろう」と指摘した。
被害者は現在、地方で療養しており、祖母は被告宅の近くに引っ越し、2人の子どもを育てているという。警察は被害者と祖母に生活費などの名目で支援を行っている。
京畿南部警察庁は弱者支援基金の「希望ナヌム基金」から300万ウォン(約30万円)の支援を決めた。警察は被害者が心理カウンセリングを受けられる病院、専門機関をあっせんし、予備校や専門学校の受講費用を支援するなど社会復帰を助ける方針だ。
水原=権祥銀(クォン・サンウン)記者
【朝鮮日報日本語版】
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/10/20/2017102000880.html
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