韓国で「キムチ漬け」が文化財に、でも街のキムチの9割は中国産



2017年11月15日、韓国・イーデイリーは、韓国の国民食とも言えるキムチについて、その漬け方を知らない世帯が相当数に上ると報じた。

韓国文化財庁は15日、「キムチ漬け」を国の無形文化財に指定した。2013年、韓国の「キムジャン(冬の間に食べるキムチを一度に漬け込むこと)文化」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産に指定されたことを受けての措置という。しかし、近所の人が集まり大量の白菜を積み上げキムチを漬ける様子は、かつてのようには見られなくなっている。

世界キムチ研究所が10月に発表した「キムチ産業の動向」によると、キムチの漬け方を知る人が一人もいない世帯が今年は昨年に比べ8ポイント増加し42.7%に、またキムチを漬けずに買って食べるという世帯の割合は30.2%に上った。

さらに主婦1175人を対象に「今年のキムチ計画」を聞いたところ、回答者の半数以上となる55%が「今年はキムジャンを計画していない」と答えたという。

世界キムチ研究所は「1人世帯が増加し、キムチを直接漬ける文化が徐々に減っている」とし、「このような傾向は今後も進み続けるものとみられる」と展望した。

一方で、中国からの輸入キムチの量は大幅に増加している。農水産食品流通公社の報告書「キムチの輸出入と貿易収支の現況」によると、韓国のキムチの輸入額は12年の1億1084万ドル(約125億5000万円)から昨年は1億2149万ドル(約137億6000万円)と9.6%増加した。輸入キムチはすべて中国産だ。

中国産キムチの90%以上はレストラン・学校・企業などで消費されており、農林畜産食品部によると、レストランで使用されるキムチの60%は中国産キムチという。また、長期化した不況で懐事情の悪化した1人世帯を中心に中国産キムチの購入が少しずつ増えているという。中国産キムチを輸入・販売する会社の関係者は「中国産キムチに対する(悪い)固定観念にもかかわらず、低価格のため若い顧客の間で購入するケースが増えている」と述べた。


この報道を受け、韓国のネットユーザーからは、
「キムチは漬けて食べてほしい。キムチ文化が失われていくのが切ない」
との声がある一方、
「今の時代、あえてキムチにこだわらなくても、他の食品で十分に栄養摂取が可能だ」
との意見も寄せられた。

また、
「1人暮らしなら買った方がいいし、家族一緒なら漬けた方がいい」
「漬け方を知らないのではなくて、時間やお金の節約になって効率的だから買って食べている」
といった声もあった。(翻訳・編集/三田)

【Record China】http://www.recordchina.co.jp/b176993-s0-c30.html


これほど誇らしい筈のキムチ。でも自分では作らない。
矛盾していますね。しかも輸入先が、普段「チャンケ」や
「ウエノム?」と見下している中国とは。日本も原材料では
中国産の食材を輸入しているので他人事ではないですが。

  にほんブログ村 ニュースブログ 海外ニュースへ
クリックして下さると嬉しいです。 by ポか~~んコアラ

スポンサーリンク