「韓国人は子どもみたい」…その137年後の習近平の歴史攻勢



 大陸が隆盛する。半島は委縮する。盛衰が分かれる。中国のTHAAD(高高度防衛ミサイル)攻勢は執拗だ。高圧的であり懐柔するように進められる。その場面は19世紀の中国(清)外交官の言葉を思い出させる。その外交官とは日本駐在公使、何如璋だ。彼は韓国を見下げていた。

 東京の英国公使はこのような秘密電文(1880年11月)を本国に送った。「何如璋は朝鮮人が子どものようだと説明した。朝鮮人に激しい手段は効果がないが、力を適切に誇示しながら親切になだめれば(kindly and conciliatory)すぐに影響されて従うと述べた」。発信(東京)=代理公使ケネディ(J.Gordon Kennedy)、受信(ロンドン)=外相。

 何如璋は朝鮮との修交を英国公使に勧めた。そこに朝鮮に対する傲慢な判断と経験を付け加えた。その頃、黄遵憲の『朝鮮策略』が出た。黄遵憲は何如璋の下の参事官だ。そこには何如璋の戦略が書かれている。当時、大陸の優越感は半島の挫折感だった。

 中華の巧妙な威圧は長い歳月をかけて鍛練された。DNAは継承される。王毅外相の欠礼は常習的だ。彼が言及した故事と格言は訓戒調だ。THAAD配備は北朝鮮の核武装のためだ。韓国の安保に重大な防御武器だ。しかし中国の対北朝鮮制裁は消極的だ。その姿勢はTHAAD問題とは対照的だ。

 先月11日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と習近平国家主席の首脳会談があった(ベトナム・ダナン)。習近平の言葉の選択は奇妙だった。「重大な利害関係がかかる問題において双方は歴史に対する責任を負い(歴史負責)、中韓関係に対する責任を負い、両国の人民に対する責任を負う態度で、歴史の試練(歴史考験)を乗り越えることができる政策決定をしなければいけない」。

 重大な利害とはTHAAD配備だ。「歴史に対する責任、歴史の試練」とは何か。習近平は直説を避ける。歴史を帯びた表現を駆使した。その方式は異例だ。そういう言葉はう回的な刺激だ。高尚に見えるが後味は悪い。徐鎮英(ソ・ジンヨン)高麗大名誉教授は「中国の指導者は会談でそのような言葉を使ったりもする。今回の場合は意味深長だ。韓中間の歴史認識は敏感で独特だ。その表現は大国が小国に話すような誤解を招きかねない」。

 歴史は習近平式の修辞学の装置だ。習主席は「歴史は最も良い師(最好的老師)だ。歴史は一国の足跡を忠実に記録し、未来の発展を提示してくれる」と述べた(独ケルバー財団での演説、2014年3月)。言語が歴史に頼れば変わる。含蓄と格調が生じる。時には相手を混乱させる。

 習主席は歴史で韓国にデビューした。彼の2014年のソウル大講演は強烈だった。「壬辰倭乱(文禄・慶長の役)当時、両国の国民は敵がい心を抱いて肩を並べて戦場に向かった。明のトウ子龍と李舜臣(イ・スンシン)将軍が露梁(ノリャン)海戦でともに殉職した」。その言葉は韓国人の歴史的感受性に触れた。

「ほら、上に書いてある通り。"適切になだめ" られたんですよ。すぐに従ったし。」


 多くの韓国人は親近感を感じた。朴槿恵(パク・クネ)前大統領の外交はその講演を歴史連合の土台とした。韓国は安倍晋三首相の歴史挑発を攻撃した。しかし歴史同盟は愚かなことだ。東北工程の中国式歪曲があるからだ。

「本当に "愚か" としか言いようが無いですね。」


 中国の外交は冷静だ。北朝鮮の存在価値を忘れない。中国にとって北朝鮮は緩衝の前線だ。習近平の言葉の選択は精密だ。「中国と北朝鮮は鮮血で凝固した(鮮血凝成的)関係だ」(7月のベルリン韓中首脳会談)。鮮血は同盟より強くて壮烈だ。

 習近平の言葉は変わった。4月、彼は「韓国は実際、中国の一部だった」(Korea actually used to be a part of China)」と述べた。彼の歴史認識はトランプ米大統領のメディア公開で明らかになった。トランプの説明内容は尋常でない。「(フロリダ会談で)習近平は中国と韓国の歴史について話した。数千年(歳月)と多くの戦争について話した。10分後、私は北朝鮮に対する中国の圧力が容易でないという点を悟った」。習近平の発言は衝撃的だ。不快で不吉だ。多くの韓国人には疑心とミステリーとして残っている。彼らは習近平に対する親近感を捨てた。韓国政府は内幕を十分に追跡しなかった。そのような態度には卑怯さがあった。多くの市民団体も沈黙した。安倍-トランプがそのような発言をしていればどうなっていただろうか。日米大使館の前は市民団体のろうそくで埋まっただろう。今からでも政府は真相を把握しなければいけない。

「似たような事は話しているでしょう。ただ言わないだけ。文明人だから。」


 その発言が北東アジア秩序再編の転換期的な性格を含んでいるからだ。その言葉の後遺症は隠密だが深かった。韓国人の大半は中国をまた観察した。それは逆説的な学習効果だ。中国人は多重的だ。キム・ミョンホ聖公会(ソンゴンフェ)大客員教授(『中国人の話』著者)の指摘は実感を抱かせる。「中国人の性向に表と裏の違いがある。中国人は表裏不同であってこそ洗練された人だと判断する。表と裏が同じなら動物であり、礼儀が生まれないと考える」。

「韓国人が日本人によく言う言葉。あんたらの師の言葉だと日本人は "人" で、
裏表が無いと自慢する韓国人は "動物" という事ですね。www」



 習近平の中国の夢は躍動的だ。「中華民族の偉大な復興」は彼の夢だ。彼は「中国という獅子はすでに目覚めた」と述べた(2014年3月)。その言葉はナポレオンの警戒心を引用した。ナポレオンは「眠れる獅子の中国が目覚めれば世界を震撼させるだろう」と語った。中国の夢の韓半島(朝鮮半島)の部分は独占的な影響力の回復だ。中国は日清戦争(1994-95年)の敗北で韓半島から撤収した。それは長い中国の歴史で初めての経験だ。それだけに喪失感は大きい。復元は中国リーダーシップの歴史的な悲願だ。

 新中国の建設者、毛沢東はこのように誓った。「『悲しい、中国は将来滅びるのだろうか』で始める本を私は記憶する。その本は朝鮮と台湾に対する日本の征服、中国の宗主権喪失を書いている。国を救おうと努力することが義務だと自覚した」(エドガー・スノー『毛沢東自伝』 『中国の赤い星』)。この本を翻訳したシン・ボクリョン元建国大教授は「毛沢東の歴史的義務は韓半島での宗主権回復」と語った。

 毛沢東の内戦の相手は国民党政府の蒋介石だ。1943年11月、米・英・中の指導者によるカイロ会談が開かれた。蒋介石は中国代表だ。米大統領ルーズベルトはこのような評価を残した。「(蒋介石総統に会ってみると)終戦後に中国が満州と韓国の再占領を含む広範囲な野心(wide aspirations)を持っているのは疑う余地がない」。それは米国務省の秘密記録(FRUS)に入っている。「野心」は毛沢東の念願と同じだ。カイロ宣言に韓国の自由独立条項が入った。ルーズベルトが条項挿入に主導的な役割をした。「蒋介石がその条項を入れた」という常識は誇張された伝説だ。蒋介石は助演だった。<カイロ会談70周年パク・ボギュンの「現場の中に」、中央日報2013年11月16日>

 習近平は誓う。「国が強大なら、覇権を追求するという古い論理に同意しない」と述べた。しかし韓国のTHAADと南シナ海領有権紛争ではそうでない。中国の戦略的利益が衝突するところだ。そこには覇権的威勢があふれる。中国外交の利害の計算は精巧だ。イ・セギ韓中親善協会長は「韓国人は不義に耐えられない、中国人は不利益に耐えられない」と述べた。

「お前らだけの話ではない。誰でも損や義理を欠いた事をされるのは嫌。
君達と他国人の違いは "理性" でしょう。」



 THAAD論争で韓国外交の選択は後退だ。中国のTHAAD報復は拙劣で不当だ。韓国政府の対処は甘い。世界貿易機関(WTO)に提訴もしない。韓国は自発的に「3不(NO)」の足かせをはめた。その内容は▼THAAD追加配備を検討しない▼米ミサイル防衛(MD)システムに加わらない▼韓日米の軍事同盟はない--だ。しかし中国はTHAAD使用制限の「1限」も持ち出す。大国に従えばその状況はずっと続く。卑屈ならさらにみずぼらしくなる。中華の伝統的な朝貢気質がよみがえる。THAAD葛藤は「封印」されない。そのような姿が繰り返されれば、外交の乱調と敗走につながる。

 中国の経済・軍事力は強い。しかし韓国は自ら臆している。30年前の韓国社会の主役たちは果敢だった。彼らは産業化と民主化の初期世代だ。その世代が築いた10年間は韓中関係で神話を残した。その10年は1988年ソウルオリンピック(五輪)前後から97年IMF(国際通貨基金)通貨危機の前までだ。88年前後に共産圏が開かれた。半島の北側は韓国人の辺境だった。北方外交は攻勢的だった。企業家は進取と挑戦で武装した。中国は韓国の産業化を学ぼうとした。北京で韓国人は祖先の事大意識を払拭した。その風景は中国との数千年の関係で空前絶後だった。

 韓国は中国の沼にはまった。韓国外交の評判は崩れた。香港新聞サウスチャイナモーニングポストは「中国は韓国のTHAAD問題で銃一発も撃たずに(without firing a shot)勝った」と伝えた。韓国は中国と親しくしなければいけない。しかし堂々たる友好でなければいけない。そうしてこそ国際社会で待遇を受ける。それが韓国外交の挑戦課題だ。

 韓国外交は中国を正しく知らない。そのために判断を誤る。青瓦台(チョンワデ、大統領府)の期待数値は大きく外れる。外交の再構成が強く求められる。出発点は「知彼知己」だ。習近平の歴史攻勢に対する緻密な分析がなければいけない。中国の歴史的悲願を精巧に点検しなければいけない。それが青瓦台・外交部の緊急宿題だ。文大統領の13日の中国訪問はそのような姿勢で進めるべきだ。

【中央日報日本語版】http://japanese.joins.com/article/248/236248.html


長々と書いてますが、外から見たら「知ってた」的な。
とにかく対外関係が全部上手くいかない。それは全部韓国に
問題があるからです。中は知りませんが、日・米については
100%韓国の責任。日・米に誤りがあるとしたら、
それはアノ国を甘やかしてきたという事だけ。

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