女子勤労挺身隊員の姿を描いた漫画を出版



 植民地時代に日本の軍需工場へ強制動員された「勤労挺身隊」の女性の物語を描いた漫画が出版された。

 「勤労挺身隊のおばあさんと一緒の市民の会」(以下「市民の会」、共同代表:イ・グクオン、イ・サンガプ)は、1944年に三菱重工業名古屋航空機製作所に動員されたヤン・グムドクさん(90)とキム・ソンジュさん(90)の実話を漫画化した『二人の少女の春』を、3・1節99周年に合わせて出版した。同会が3月2日に明らかにした。

 光州広域市の後援で出版された同書は全66ページ。女子勤労挺身隊員の少女「トク」と、同じく「スンナム」の二人が主人公だ。トクは、羅州の大正国民学校(現在の羅州小学校)6年生だった1944年、日本人の校長と憲兵によって軍需工場に動員されたヤン・グムドクさんがモデルになっている。一方、作中スンナムとして描写されるのは、順天の南国民学校(現在の順天・南小学校)を卒業した直後、6年生のときの担任教師の勧めで動員されたキム・ソンジュさん。

 漫画では、幼い二人の少女が名古屋への動員で直面した軍需工場での過酷な強制労働や、飢え、差別、大地震の経験、指のけが、夜ごとに見舞われた空襲などの生活、そして解放後に故国へ戻った後、周囲の人々の誤解によるつらい人生を描いた。

 また長い歳月が流れた後、これまで経験した苦痛は自分たちの過ちではなかったことを悟って、遅まきながら世間に姿を現して真実を叫ぶ姿や、現在も進んでいる訴訟、そしてこうした事実を子どもたちに堂々と証言するトクおばあさんの活動などを収めた。

 作品のタイトルにある「春」は、勤労挺身隊として動員され人生が一変した変化の時期と、遅まきながら自分の失われた人生を取り戻し、希望を芽吹かせている現在の時間を意味している。

 同作は光州・全南漫画家協会所属のコン・ソンスルさんが描いた。女子勤労挺身隊の歴史をきちんと伝えたいという使命感からヤン・グムドクさんを集中的に取材するなど、情熱的に作業に臨んだ-と「市民の会」側は伝えた。

 「市民の会」は3月13日に出版記念会を開き、同作を公共図書館や小・中・高校、地域児童センターなどに配布する計画だ。

 「市民の会」のイ・グクオン共同代表は「漫画『二人の少女の春』は、まだ広く知られていない歴史である女子勤労挺身隊の問題を、小学生から大人まで誰でも簡単に理解できるようにする上で役立つだろう」と語った。

 女子勤労挺身隊とは、太平洋戦争末期、不足する戦時労働力に充当するため、日本によって強制動員された10代前半から半ばの幼い女学生たちのこと。女学生らは「日本に行けば上級学校に進学でき、お金も稼げる」という懐柔や脅迫などに抗しきれず、軍需工場に動員された。飢えや差別に耐え、軍需物資生産など強制労働に苦しんだが、勉強はおろか賃金すら一文たりとも受け取れなかった。

 解放後、故郷に戻った後は従軍慰安婦と誤解され、社会の冷遇と差別の中でつらい生涯を過ごしてきた。長い歳月、息を殺して痛々しい人生を送ってきた被害者らは、「太平洋戦争犠牲者光州遺族会」や日本の良心的市民団体「名古屋三菱・朝鮮女子勤労挺身隊訴訟を支援する会」などの助けを受け、日本政府と三菱重工業を相手取って日本での訴訟に参加、世間に知られるようになった。

金性鉉(キム・ソンヒョン)記者

【朝鮮日報日本語版】
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/04/13/2018041301709_2.html


自分達が願って併合してもらい、同じ国民になった。
当然ながら付いてくる国民の義務を果たすのはあたりまえ。
現代に生きる "人" として、それ位の事も理解出来ないのか?
本土の日本人も徴用されていた。こんなのばかり見ると、アノ
国に対してはヨーロッパ式の統治を行うべきだったと思う。

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