【コラム】韓国は米国なしで生き残ることはできるのか



 今週の南北首脳会談を皮切りに始まる米国と北朝鮮、北朝鮮と中国など一連の首脳クラスの往来は、韓半島(朝鮮半島)の未来と運命に重大な変化をもたらされることを予告している。それが韓国にとって望ましい方向か、不吉な前兆なのかは分からないが、一つはっきりしていることがある。それは韓国における米国の役割と機能が終わり、韓国が北朝鮮、中国、日本などとの争いを迫られることだ。韓国は米国なしの争いで生き残る方策を自ら見つけなければならない。

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 韓国は第2次世界大戦以降、米国に手を引かれ、中国と日本のくびきから脱し、世界へと踏み出すことができた。数千年にわたり、我々は卑屈に暮らしてきた。中国の属国として、日本の植民地として、そして事大主義者による搾取に苦しみながら生きてきた。韓国は米国のおかげでそこから脱した。その後70年はこの地の5000年の歴史で最も豊かに暮らし、最も自由で民主的で、最も活気に満ちた時期だった。

 韓国は米国の助けを受けたが、米国によって主権を侵害されたことや国土の割譲を迫られたことはない。韓国は植民地から解放された国の中で最も早期に民主主義を成熟させ、市場経済を定着させた唯一の国だった。韓国人はさらに高い知識を得るため、米国の大学に向かい、英語を磨き、米国文化に接した。米国と取引を行い、市場とビジネスを学び、技術を身に付け、ドルの力を知った。

 そんな時代は終わるのだろうか。歴史を知らない、歴史を歪曲(わいきょく)する勢力が韓国を70年前の北東アジアの構図へと逆戻りさせようとしている。左に中国、右には日本、そして北には北朝鮮が存在する北東アジアの「監獄」に韓国は再び捕らえられようとしている。それでいて、必ず「我が民族同士」で南北が互いに被害を与えず、共に繁栄し、平和に暮らそうという。

 そうなるならば、別にこれまでの70年を惜しまなくてもよい。問題は韓国が武装解除されたまま、彼らの善意だけを信じて暮らすわけにはいかないことにある。韓国が米国の後光なくして、中国の武力や宗主意識に耐えられるか。日本の再武装をただ眺めていなければならないのか。北朝鮮の「韓国侵食」に耐えられるか。韓国内部の敗北意識を克服できるか。特に米国と世界の資本が引き揚げた韓国経済の没落をどうやって防ぐというのか。

金大中(キム・デジュン)顧問

【朝鮮日報日本語版】
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/04/27/2018042701496.html


この人の文章を読んだだけでも、放置しておくべき国だったと
再認識させてくれる。米国には一定の感謝の念はあるのか、
それらしき事を書いています。では、その米国に接する知識も
文化的下地、民主主義の基本、国体、挙げるときりがない。
全部日本が与えたものではないか。そこには感謝しないのか?

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