日朝“過去の清算”はいくらに?
南北首脳会談で、拉致問題がどのように取り上げられたのか。
29日の日韓首脳の電話会談で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領から「拉致問題・日朝関係について、金正恩(キム・ジョンウン)氏に安倍首相の考えを伝えた」ことが明らかにされた。 日本政府は、やりとりの詳細を明らかにしていないが、韓国政府の説明では、文大統領は正恩氏に、「安倍首相は、北朝鮮と対話する考えを持っていて、特に過去の歴史問題の清算をもとに、国交を正常化させることを望んでいる」と伝え、正恩氏は「いつでも日本と対話を行う用意がある」と応じたという。
ここで注目なのが、この「歴史問題の清算」。 その意味は、拉致問題が全面解決すれば、日朝の国交正常化につながり、その際に、日本が北朝鮮に対し、過去の植民地支配についての事実上の賠償にあたる経済協力を行うこととみられ、これは、2002年の日朝平壌宣言に沿ったもの。
この経済協力金だが、1965年に日本が韓国と国交正常化した際には、無償・有償あわせて5億ドルという巨額が支払われた。 これは、当時の韓国の国家予算の、ほぼ2倍にあたる。
北朝鮮にとって、この経済協力金は極めて大きいものだけに、今後、金正恩氏が米朝首脳会談などを通じ、拉致問題についてどう反応し、日本政府が北朝鮮と水面下でどう交渉するか注目される。
【FNN】https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20180430-00390917-fnn-int
29日の日韓首脳の電話会談で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領から「拉致問題・日朝関係について、金正恩(キム・ジョンウン)氏に安倍首相の考えを伝えた」ことが明らかにされた。 日本政府は、やりとりの詳細を明らかにしていないが、韓国政府の説明では、文大統領は正恩氏に、「安倍首相は、北朝鮮と対話する考えを持っていて、特に過去の歴史問題の清算をもとに、国交を正常化させることを望んでいる」と伝え、正恩氏は「いつでも日本と対話を行う用意がある」と応じたという。
ここで注目なのが、この「歴史問題の清算」。 その意味は、拉致問題が全面解決すれば、日朝の国交正常化につながり、その際に、日本が北朝鮮に対し、過去の植民地支配についての事実上の賠償にあたる経済協力を行うこととみられ、これは、2002年の日朝平壌宣言に沿ったもの。
この経済協力金だが、1965年に日本が韓国と国交正常化した際には、無償・有償あわせて5億ドルという巨額が支払われた。 これは、当時の韓国の国家予算の、ほぼ2倍にあたる。
北朝鮮にとって、この経済協力金は極めて大きいものだけに、今後、金正恩氏が米朝首脳会談などを通じ、拉致問題についてどう反応し、日本政府が北朝鮮と水面下でどう交渉するか注目される。
【FNN】https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20180430-00390917-fnn-int
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